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ウーバーイーツのバイトは車でできる?黒ナンバー・費用・収入を解説

ウーバーイーツの配達は車でもできますが、軽自動車を事業用として登録し、黒ナンバーを取得する必要があります。白ナンバーや黄色ナンバーのままでは登録できず、配達中の事故が家庭用保険の補償対象外になることもあります。

この記事では、黒ナンバーの取得方法、必要書類、保険、維持費、収入と手取りの試算方法を解説します。車を購入・レンタルする前に、配達エリアと経費を踏まえて採算を確認しましょう。

  1. ウーバーイーツのバイトは車でできる?まず確認したい結論
    1. 車で配達できる車両とできない車両
    2. 車配達が向いている人・向いていない人
  2. 自分の車をそのまま使える?車両・名義別の登録可否
    1. 軽乗用車・軽貨物車は登録できる?
    2. 普通車・家族名義・リース車の注意点
  3. 白ナンバー・黄色ナンバーで配達できない理由と無登録のリスク
    1. 黒ナンバーが必要になる仕組み
    2. 配達していることはバレる?通報や発覚後の対応
  4. 黒ナンバー取得から配達開始までの手続きと必要書類
    1. 黒ナンバー取得の手順と窓口
    2. ウーバーイーツ登録に必要な書類
    3. 費用・所要期間・書類不備への対策
  5. 車配達に必要な保険と税金・維持費の注意点
    1. 事業用任意保険はなぜ必要?
    2. 車配達の主なランニングコスト
  6. 車で配達する収入と手取りを試算する方法
    1. 車配達の報酬はどう決まる?
    2. 手取りと損益分岐点の計算例
    3. 車・バイク・自転車はどれが有利?
  7. 車配達のメリット・デメリットと効率を上げる対策
    1. 車で配達するメリット
    2. 車で配達するデメリットと駐車対策
    3. 車内環境を整える必須アイテム
  8. 車でウーバーイーツを始めるべきか判断するチェックリスト
    1. 開始前に確認したい10項目
    2. 登録できない・採算が合わない場合の代替策
  9. まとめ:ウーバーイーツのバイトを車で始める前に確認すること

ウーバーイーツのバイトは車でできる?まず確認したい結論

ウーバーイーツは車でも配達できますが、原則として事業用登録をした軽自動車が必要です。一般的な自家用車を、そのまま配達に使うことはできません。

2022年10月27日の制度変更により、軽貨物車だけでなく、条件を満たす軽乗用車も事業用として登録できるようになりました。なお、ウーバーイーツは雇用契約を結ぶアルバイトではなく、配達パートナーとして業務委託を受ける働き方です。

車で配達できる車両とできない車両

ウーバーイーツの車配達に使えるのは、貨物軽自動車運送事業の車両として登録された軽自動車です。軽貨物車(4ナンバー)に加え、条件を満たす軽乗用車(5ナンバー)も対象になり得ますが、いずれも事業用の黒ナンバーが前提です。

次の車両は、そのままでは車配達に登録できません。

  • 白ナンバーの普通車
  • 黄色ナンバーの自家用軽自動車
  • 一般的な自家用車
  • 配達利用が認められていないレンタカー

黒ナンバーとは、黒地に黄色の文字が入った事業用ナンバープレートです。軽自動車で有償の貨物運送を行う場合は、車両を事業用として届け出る必要があります。

普通車は軽貨物の事業用登録とは扱いが異なるため、車配達用車両として利用できるかは、Uber Eatsと運輸支局へ個別に確認しましょう。レンタル車両やリース車を使う場合は、配達利用の可否に加え、車検証や保険証券を提出できるかも確認します。

車配達が向いている人・向いていない人

車配達は、郊外や長距離の依頼が多い地域、悪天候でも稼働したい人に向いています。車内で待機でき、配達バッグを背負わずに済むため、天候や身体的負担を抑えやすい点も特徴です。

次のような人は車配達を検討しやすいでしょう。

  • 雨や雪の日も稼働したい人
  • 郊外や住宅地で長距離配達が多い人
  • 登録条件を満たす軽自動車を所有している人
  • ガソリン代や保険料を管理できる人
  • 肩や腰への負担を抑えたい人

北海道や東北など、積雪や路面凍結が起こりやすい地域では、バイクや自転車より軽自動車のほうが稼働しやすい場面があります。ただし、悪天候の日に注文が増えるかどうかは、地域や時間帯によって異なります。

一方、東京23区などの繁華街や駅周辺では、車が不利になりやすい傾向があります。店舗前に駐車できない、狭い道路で進みにくい、コインパーキング代がかかるといった問題があるためです。

車を新たに用意する場合は、黒ナンバー取得費だけでなく、保険、燃料、税金、整備費、駐車料金まで含めて判断しましょう。

自分の車をそのまま使える?車両・名義別の登録可否

自分で所有している車でも、車種や車検証の記載、名義によってはそのまま配達に使えません。車検証の「用途」「所有者」「使用者」を確認し、事業用登録と黒ナンバー取得が可能か調べましょう。

家族名義の車やリース車、レンタル車を使う場合は、所有者や契約会社から事業利用の承諾を得る必要があります。配達利用と書類提出が契約上認められているかも確認しておきます。

軽乗用車・軽貨物車は登録できる?

軽貨物車は貨物軽自動車運送事業で使う車両のため、軽自動車で配達する場合の候補になりやすい車種です。2022年10月27日以降は、条件を満たす軽乗用車も事業用登録の対象になりました。

普段使っている軽自動車を活用できる場合もありますが、車種や地域の窓口によって確認事項が異なります。配達開始までの流れは次のとおりです。

1. 車検証で用途や所有者・使用者を確認する 2. 運輸支局へ貨物軽自動車運送事業の届出を行う 3. 事業用自動車等連絡書を受け取る 4. 軽自動車検査協会で黒ナンバーに変更する 5. 自賠責保険や事業用任意保険の書類をそろえる 6. Uber Eatsへ車両情報と必要書類を登録する

Uber Eatsの登録では、運転免許証、車検証、自賠責保険証、任意保険または共済の証明書、黒ナンバーの写真、プロフィール写真などを求められます。登録車両以外で配達すると、アカウントの利用制限につながる可能性があるため、車両を使い分ける場合は公式案内を確認しましょう。

普通車・家族名義・リース車の注意点

一般的な自家用普通車は、軽自動車の貨物軽自動車運送事業とは登録制度が異なります。普通車を黒ナンバーに変更すれば配達できると判断せず、Uber Eatsの登録条件と運輸支局の取り扱いを個別に確認しましょう。

家族名義の軽自動車を使う場合は、次の点を確認します。

  • 車検証上の所有者・使用者
  • 所有者から事業目的で使う承諾を得ているか
  • 配達中の事故が保険の補償対象になるか
  • Uber Eatsの登録名義と提出書類に不一致がないか
  • 黒ナンバー取得後の車両情報を登録できるか

家庭用の任意保険は、配達中の事故が補償対象外になることがあります。名義だけを借りて手続きを進めず、保険会社へ事業利用の可否を確認しましょう。

リース車やレンタル車は、契約上の業務利用が認められていれば使えるケースがあります。ただし、すべてのサービスが配達利用や黒ナンバー取得に対応しているわけではありません。契約会社には、次の点を確認してから申し込みます。

  • フードデリバリーなどの有償配達に使えるか
  • 黒ナンバーへの変更が認められているか
  • 車検証や自賠責保険証を提出できるか
  • 事故時に事業利用の補償を受けられるか

車を用意できるかだけでなく、合法的に登録でき、保険でカバーされるかまで確認しましょう。

白ナンバー・黄色ナンバーで配達できない理由と無登録のリスク

軽自動車でウーバーイーツの配達をする場合は、貨物軽自動車運送事業の届出を行い、黒ナンバーを取得する必要があります。白ナンバーや黄色ナンバーのまま有償配達を行うと、法令違反や保険の補償対象外につながるおそれがあります。

黒ナンバーが必要になる仕組み

軽自動車で商品を運び、報酬を受け取る場合は、貨物軽自動車運送事業としての手続きが必要です。自家用車を示す黄色ナンバーのままでは、他人の商品を有償で運ぶ事業には使えません。

黒ナンバーは、車両を事業用として届け出たことを示すナンバープレートです。ナンバーの色を変えるだけではなく、運輸支局への届出や車両情報の変更手続きが伴います。

取得の流れは次のとおりです。

1. 管轄の運輸支局へ貨物軽自動車運送事業の経営届出書などを提出する 2. 受理後に事業用自動車等連絡書を受け取る 3. 軽自動車検査協会で車検証や連絡書を提出し、黒ナンバーを取得する

ナンバープレート代などを含む費用は、約2,500円が目安です。ただし、地域や手続き内容によって異なります。窓口の混雑や書類の状態によっては、取得に時間がかかることもあります。

黒ナンバー車は、家庭用の任意保険では業務中の事故が補償されないことがあります。事業用の利用に対応した保険へ加入し、補償範囲を確認してから稼働しましょう。

配達していることはバレる?通報や発覚後の対応

無登録での配達は、短時間であっても発覚する可能性があります。アプリの配達記録や店舗・届け先の情報が残るほか、車両を見た人から運営会社や関係機関へ連絡されるケースもあります。

発覚した場合に想定される対応は次のとおりです。

  • Uber Eatsの配達停止やアカウント利用制限
  • 車両登録や保険加入状況の確認
  • 運輸局などによる事業実態の確認
  • 法令違反に対する処分や罰則

白ナンバーや黄色ナンバーで有償配達を行うと、貨物自動車運送事業法に関する違反となる可能性があります。違反内容によっては、3年以下の懲役または300万円以下の罰金などが定められていますが、実際の適用は車両や運送形態、違反状況によって異なります。

無登録に加えて保険も補償対象外になると、事故の修理費や相手方への賠償を自分で負担するおそれがあります。稼働前に、黒ナンバーの要否は運輸支局や軽自動車検査協会へ、保険条件は保険会社へ確認しましょう。

黒ナンバー取得から配達開始までの手続きと必要書類

車でウーバーイーツを始めるには、軽自動車を事業用として登録し、黒ナンバーを取得してから車両情報を登録します。基本的には、運輸支局への届出、軽自動車検査協会でのナンバー変更、Uber Eatsの書類審査という順番です。

必要書類や受付方法は地域によって異なるため、訪問前に各窓口へ確認しておくと手続きを進めやすくなります。

黒ナンバー取得の手順と窓口

黒ナンバーは、軽自動車を有償の貨物運送に使うための事業用ナンバーです。軽貨物バンだけでなく、条件を満たす軽乗用車も対象になっています。

取得手順は次のとおりです。

1. 必要書類を準備する 貨物軽自動車運送事業経営届出書、運賃料金表または運賃料金設定届出書、車検証の写しなどを用意します。

2. 管轄の運輸支局へ届け出る 書類を提出して貨物軽自動車運送事業の届出を行います。受理されると、軽自動車検査協会へ提出する事業用自動車等連絡書が交付されます。

3. 軽自動車検査協会でナンバーを変更する 連絡書、車検証、現在のナンバープレートなどを提出し、黄色ナンバーから黒ナンバーへ変更します。

ナンバープレート代などを含む費用は、おおむね2,500円が目安です。車検証の名義が本人でない場合は、住民票や申請依頼書などが必要になることもあります。

ウーバーイーツ登録に必要な書類

黒ナンバーを取得したら、Uber Eatsの配達パートナー登録画面で本人情報と車両情報を登録します。車で登録する場合、一般的には次の書類を用意します。

  • 運転免許証
  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 事業用任意保険または自動車共済の証書
  • 黒ナンバーが確認できる車両写真
  • プロフィール写真

氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを入力し、書類画像をアップロードします。報酬を受け取る銀行口座の登録や、交通ルールに関する確認を求められることもあります。

提出前に、次の点を確認しましょう。

  • 免許証の氏名・住所と登録情報が一致しているか
  • 車検証の車両情報が登録車両と一致しているか
  • 任意保険が配達中の事故を補償する契約か
  • ナンバープレートの写真が鮮明か
  • 書類の有効期限が切れていないか

リース車やレンタル車は、使用許可や契約内容を示す追加書類を求められることがあります。書類審査には数営業日から1〜2週間程度かかる場合があるため、写真を明るい場所で撮影し、不備があれば早めに再提出しましょう。

費用・所要期間・書類不備への対策

黒ナンバー取得費は約2,500円が目安ですが、実際には保険料、交通費、書類準備費、車両整備費などもかかります。ナンバー代だけで開始費用を見積もらないようにしましょう。

主な費用は次のとおりです。

  • 事業用任意保険の保険料
  • 住民票などの書類準備費用
  • 運輸支局や軽自動車検査協会への交通費
  • 車両整備費や駐車場代

窓口が近く、書類に不備がなければ、黒ナンバー取得自体は1日で完了する場合があります。その後のUber Eatsの審査には、1〜2週間程度かかることもあります。

審査で止まりやすいのは、写真がぼやけている、有効期限が切れている、アカウント情報と車検証・保険証の名義が一致していないケースです。提出前に氏名、車両番号、期限を確認し、解決しない場合はUber Eatsのサポートへ問い合わせましょう。

車配達に必要な保険と税金・維持費の注意点

車配達では、黒ナンバーだけでなく、配達中の事故を補償する事業用任意保険が必要です。自動車税、車検、ガソリン、整備、駐車料金も含めて収支を計算しましょう。

保険会社や契約内容によって補償範囲は異なるため、加入前に「Uber Eatsの配達で使用する」と伝え、業務利用が補償対象になるか確認します。

事業用任意保険はなぜ必要?

黒ナンバーの軽自動車で配達するなら、業務中の利用を補償する事業用任意保険を選びましょう。家庭用の自動車保険は、通勤や買い物などの日常利用を前提としており、報酬を得る配達中の事故を補償しないことがあります。

家庭用契約のまま配達すると、事故時に保険金が支払われなかったり、契約条件に反すると判断されたりするおそれがあります。配達中の事故が補償対象であることを、契約内容や保険会社への確認で明確にしてから稼働しましょう。

Uber Eats側の保険が適用される場合でも、すべての損害を補えるとは限りません。対人・対物の補償と、自分の車の修理費や自分自身のけがに対する補償は分けて確認する必要があります。

比較する際は、保険料だけでなく次の項目を確認しましょう。

  • 対人・対物賠償の補償額
  • 配達中の事故が補償されるか
  • 車両保険や人身傷害補償の有無
  • 免責金額
  • 自家用保険の等級を引き継げるか

事業用保険は家庭用より高額になりやすいため、複数社から見積もりを取り、保険料を含めた実質利益で判断します。

車配達の主なランニングコスト

車配達の採算を考えるときは、売上から次の費用を差し引きます。

  • ガソリン代
  • 事業用任意保険料
  • 自動車税や軽自動車税
  • 車検費用・自賠責保険料
  • オイル、タイヤ、バッテリーなどの整備費
  • コインパーキング代
  • 有料道路料金

郊外で長距離配達を中心に受ける場合は、報酬が高くても燃料費の割合が大きくなることがあります。繁華街では駐車料金が積み重なりやすいため、1日あたりの駐車代も記録しましょう。

配達に使った費用を経費として扱えるかは、利用実態や税務上のルールによって異なります。自家用と配達用の両方で車を使う場合は、走行距離、稼働日、領収書を残し、仕事に使った割合を説明できるようにしておきましょう。判断に迷うときは税務署や税理士へ相談します。

車で配達する収入と手取りを試算する方法

ウーバーイーツの報酬は時給制ではなく、配達件数、距離、時間帯、注文状況などで変動します。売上からガソリン代や保険料、駐車料金などを差し引いた金額が、実際の手取りに近い数字です。

試算では、稼働時間、1時間あたりの配達件数、平均単価、走行距離、燃費を自分のエリアの実績に置き換えましょう。

車配達の報酬はどう決まる?

ウーバーイーツの配達報酬は、1件ごとに決まる出来高制です。主な構成要素は次のとおりです。

  • 配達の基本報酬
  • 距離や注文状況に応じた追加報酬
  • ピーク料金やブーストなどのインセンティブ
  • クエスト報酬
  • 注文者からのチップ

同じ時間に稼働しても、注文数、配達距離、店舗での待ち時間によって売上は変わります。単価が高い案件でも受け取りに時間がかかれば、1時間あたりの収入は下がります。一方、店舗と住宅が近い地域では、平均単価が高くなくても複数件を効率よく配達できることがあります。

2025年1月のアンケートでは、1件あたりの平均報酬は軽自動車658円、バイク602円、自転車578円、平均時給は軽自動車1,333円、バイク1,411円、自転車1,320円でした。調査上の平均値であり、地域、曜日、時間帯、天候によって結果は変わります。

実態を把握するには、次の数字を記録しましょう。

  • 稼働時間と配達件数
  • 総走行距離
  • ガソリン代、駐車料金、有料道路料金
  • クエストやチップを含む売上
  • 経費差し引き後の実質時給

手取りと損益分岐点の計算例

車配達の手取りは、アプリ上の売上から稼働にかかった費用を差し引いて計算します。毎月発生しない税金や車検費用は、年間額を12か月で割って月額換算すると管理しやすくなります。

1時間あたりの燃料費は、次の式で求められます。

1時間あたりの燃料費 = 1時間の走行距離 ÷ 燃費 × ガソリン単価

たとえば、1時間に30km走行し、燃費が15km/L、ガソリン単価が170円なら、燃料費は340円です。1時間の売上が1,333円の場合、燃料費を引いた残額は993円になります。

項目 試算例
1時間の売上 1,333円
ガソリン代 340円
保険・税金・整備費 150円
駐車料金 200円
概算の手取り 643円

この例では、車両代を含めない段階で1時間あたり約643円です。初期費用が20万円なら、約311時間(20万円÷643円)の稼働で回収する計算になります。

実際の報酬と費用は地域や時間帯で変わるため、数回稼働した後に実績へ置き換えて再計算しましょう。

車・バイク・自転車はどれが有利?

車・バイク・自転車のどれが有利かは、報酬だけでなく配達エリアと維持費を合わせて判断します。2025年1月のアンケートでは、平均時給はバイク1,411円、軽自動車1,333円、自転車1,320円でしたが、個人の収入を保証する数値ではありません。

車両 向いている環境 主な強み・注意点
軽自動車 郊外、長距離、積雪地域 悪天候や大口注文に対応しやすい一方、保険・燃料・駐車費がかかる
バイク 市街地から郊外まで幅広い地域 小回りと燃費のバランスがよいが、天候の影響を受けやすい
自転車 繁華街、短距離中心の地域 維持費が低く駐車に困りにくいが、長距離や雨天には不向き

繁華街では、車よりバイクや自転車のほうが駐車や移動で有利になりやすいでしょう。店舗や住宅が分散する郊外では、軽自動車の移動力が役立ちます。

迷う場合は、車を購入する前に登録可能な車両を短期間利用し、経費差し引き後の利益を比較しましょう。

車配達のメリット・デメリットと効率を上げる対策

車配達は、天候や荷物の影響を抑えやすい一方、渋滞や駐車によって効率が下がることがあります。依頼を受ける前に店舗と届け先の立地を確認し、時間と駐車費を含めて採算を判断しましょう。

車で配達するメリット

車配達のメリットは、雨や暑さ、寒さの影響を受けにくいことです。車内で待機や休憩ができ、配達バッグを背負わずに済むため、長時間稼働時の肩や腰への負担も抑えやすくなります。

車は自転車やバイクより走行時の揺れが少なく、スープ、ドリンク、ピザなどを安定させやすい点も特徴です。バッグをタオルなどで固定すれば、料理の崩れや液漏れを抑えやすくなります。

さらに、郊外の長距離案件や注文量の多い配達にも対応しやすいでしょう。ただし、悪天候の日に注文数や報酬が増えるとは限らないため、車だから高収入になると決めつけないことが大切です。

車で配達するデメリットと駐車対策

車配達では、移動と駐車に時間がかかりやすい点が課題です。繁華街の一方通行、狭い住宅街、駅ビルや商業施設の駐車場などが、配達時間を長くすることがあります。

路上駐車は、短時間でも駐車違反になる可能性があります。配達中だから特別に認められるわけではないため、必要に応じてコインパーキングを利用しましょう。駐車料金を経費にできる場合でも、報酬を上回れば利益は減少します。

依頼を受ける前に、地図アプリで次の点を確認すると判断しやすくなります。

  • 周辺にコインパーキングがあるか
  • 店舗や住宅まで車で進入できるか
  • 一方通行や狭い道路が多くないか
  • 駐車料金と移動時間が報酬に見合うか

駐車が難しく、時間と費用がかかる依頼は、無理に受けないことも効率化につながります。

車内環境を整える必須アイテム

車で配達するなら、安全運転と商品の安定性を両立できる車内環境を整えましょう。車載スマートフォンホルダーと充電器を用意し、視界を妨げない位置にスマートフォンを固定します。運転中の画面操作は避け、停車してから操作しましょう。

料理の運搬には、保温・保冷に対応したデリバリーバッグを使います。バッグが急ブレーキで動かないよう固定し、タオルやスポンジなどの緩衝材でドリンクや汁物を水平に保ちます。

夏場は車内温度の上昇でスマートフォンが熱くなり、動作が不安定になることがあります。直射日光を避け、必要に応じて冷却用品を使いましょう。ゴミ箱や掃除用品も備えておくと、液漏れやにおいを残しにくくなります。

車でウーバーイーツを始めるべきか判断するチェックリスト

車配達を始める前に、黒ナンバー、事業用任意保険、必要書類を用意できるか確認しましょう。燃料費や駐車料金などを差し引いた実質利益を計算し、配達エリアとの相性も判断します。

開始前に確認したい10項目

車配達は、車を所有しているだけでは始められません。次の項目を順番に確認しましょう。

1. 車両が登録対象か 事業用登録が可能な軽自動車か確認します。軽貨物車に加え、条件を満たす軽乗用車も対象です。

2. 車の名義を確認する 家族名義やリース車の場合は、使用許可と契約上の配達利用可否を確認します。

3. 黒ナンバーを取得できるか 運輸支局への届出と、軽自動車検査協会でのナンバー変更が必要です。費用は約2,500円が目安です。

4. 車検の有効期限が残っているか 車検証で有効期間を確認し、更新時期も把握します。

5. 自賠責保険が有効か 保険証明書の期限が切れていないか確認します。

6. 事業用任意保険に加入できるか 配達中の事故を補償する契約か、保険料はいくらかを確認します。

7. 必要書類を準備できるか 運転免許証、車検証、自賠責保険証、任意保険の証書、黒ナンバーの写真などを用意します。

8. 地域の注文量を調べたか 実際に稼働する時間帯の注文状況を確認し、平均報酬だけで判断しないようにします。

9. 駐車しやすいエリアか コインパーキングの場所と料金を調べ、路上駐車を前提にしないようにします。

10. 経費を引いた手取りを計算したか 売上から燃料費、保険料、税金、整備費、駐車料金を差し引きます。固定費は月の稼働時間で割り、1時間あたりの負担額も確認しましょう。

書類審査に時間がかかる場合もあるため、稼働予定日から逆算して準備します。外国籍の方は、在留資格や就労制限に関する書類が別途必要になることがあります。登録条件は変更される可能性があるため、最終的にはUber Eatsの案内と関係窓口で確認しましょう。

登録できない・採算が合わない場合の代替策

車両が登録条件を満たさない、または経費を引くと利益が少ない場合は、ほかの配達手段と比較しましょう。

  • 自転車で始める

車両登録の負担が小さく、ガソリン代や駐車料金もかかりません。繁華街や短距離配達に向いています。

  • 原付・バイクを利用する

車より小回りが利き、駐車しやすい傾向があります。燃料費、保険料、整備費を含めて比較しましょう。

  • レンタル車両を使う

初期費用を抑えられますが、利用料が稼働日数に応じて発生します。配達利用と業務中の保険適用を確認します。

  • カーリースを検討する

月額料金で利用できる一方、契約期間や走行距離制限があります。配達利用や黒ナンバー取得が認められているか確認しましょう。

判断するときは、売上ではなく1時間あたりの実質利益で比較します。たとえば、1時間あたり1,300円の売上でも、燃料費や駐車料金などが300円かかれば、経費差し引き後は1,000円です。車両代や保険料などの固定費も、月の稼働時間で割って加えます。

黒ナンバーや保険の補償範囲に不明点がある場合は、運輸支局、軽自動車検査協会、保険会社、Uber Eatsのサポートへ確認しましょう。登録できない車で稼働したり、家庭用保険のまま配達したりするのは避ける必要があります。

まとめ:ウーバーイーツのバイトを車で始める前に確認すること

ウーバーイーツの配達は車でもできますが、一般的な自家用車をそのまま使うことはできません。軽自動車で配達する場合は、貨物軽自動車運送事業の届出を行い、事業用の黒ナンバーを取得する必要があります。2022年10月27日以降は、条件を満たす軽乗用車も事業用登録の対象です。

白ナンバーや黄色ナンバーのまま有償配達を行うと、法令違反やアカウント利用制限につながるおそれがあります。黒ナンバー取得後は、配達中の事故を補償できる事業用任意保険にも加入しましょう。

車は天候に左右されにくく、長距離や大きな注文に対応しやすい一方、ガソリン代、保険料、税金、整備費、駐車料金がかかります。売上や1件あたりの報酬ではなく、経費を差し引いた手取りで採算を確認することが必要です。

郊外や積雪地域では車が有利な場面がある一方、繁華街では駐車や渋滞が負担になります。黒ナンバー、保険、維持費、駐車環境を確認し、自分の地域で無理なく利益を残せるか判断してから始めましょう。

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